寒い夜にたっぷりのほうれん草と豚バラ肉の卵あんかけ「かき玉うどん」。
ボリューム満点。 生姜や柚子の薬味を添えれば、いっそう体も温まります。
うどんに絡むあんかけ汁は薄味に仕立て、豚バラ肉から出る旨味を活かします。
卵のあんかけ「かき玉」は上手に作るが少し難しいのですけれど、ポイントは
溶いた卵に少量の水を加える事と、卵を汁に入れた後、鍋をゆっくりとゆさぶって卵を広げる事です。
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<材料(二人前)>
・豚バラ肉 120g・ほうれん草 6〜8株
・卵 3個
・丸眞そばつゆ<濃縮タイプ> 2袋(40mlx2)
・水 600〜650ml
・うどん 2食分
・にんじん 適宜
・塩(塩味の調整分) 適宜
・水溶き片栗粉(片栗粉1対水2) 適宜
・割りほぐし卵に加える水 小さじ2杯
*薬味に刻み柚子、万能葱、おろし生姜を添える
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<作り方>
1)ほうれん草は茹でて、冷水で冷まし水気を絞り食べ易い長さに切る2)にんじんは短冊に切り茹でて冷ましておく
3)丸眞そばつゆ<濃縮タイプ> 2袋(40mlx2)を水で割り塩を加えて塩味を調整
4)3の汁に少々の塩を加えて沸かし豚バラ肉を入れ火が通ったら取り出す
5)汁に水溶き片栗粉を加え箸でかき回す
6)割りほぐした卵に小さじ2杯の水を加えて沸いた汁に鍋肌から細く流し入れる
7)卵を流した6の鍋をゆっくりとゆさぶって羽衣のようになる様に広げる
8)茹で上げたうどんを器に盛り7の汁をかけ回す
9)仕上げにほうれん草、豚バラ肉、にんじんを乗せる
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この材料は一人前です。ほうれん草は3株、卵は1と1/2個。
丸眞そばつゆ<濃縮タイプ> は一人前1袋と1/2を袋を使用します。
つゆは薄めに希釈して、塩を加えて塩味を加減します。
つゆを沸かして、豚バラ肉を入れて火を通します。
火が通ったら、煮過ぎない様に引き上げます。
水溶き片栗粉をつゆに加えます。
沸々した汁に、水を加えた溶き卵を鍋肌から少しずつ流し入れます。
卵に水を少量入れることで、卵のキレを良くて汁の中で広がり易くなります。
茹で上げたうどんを器に盛り、汁をかけ回します。
具材を盛って出来上がり。
薬味も楽しめます。手前から、刻み柚子・万能葱・おろし生姜。
常夜うどんの決め手は、やはりたっぷりのほうれん草。
冬の夜にぽっかぽか。
著者紹介
蕎麦料理研究家 永山塾主宰
永山 寛康
<プロフィール>
1957年(昭和32年)生まれ。
21歳でそば打ちの世界に入る。名人と名高い片倉康雄・英晴父子に師事し、そば打ちの基本を学ぶ。『西神田 一茶庵』『日本橋三越 一茶庵』に従事した後、『立川 一茶庵』で店長を務める。その後、手打ちそば教室の主任講師などを努め、2004年より「永山塾」を開塾。長年研鑚を積んだそば技術やそば料理の技術を多くの人に教える。
感情豊かなそば打ちやそば料理の指導に、プロアマ問わずファンは多い。近年はそば関連企業と連携して、開業希望者やそば店等への技術指導にも活躍中。