そばがきの形を整え、バターとそばつゆでサッとソテーするだけ。
名は「小悪魔」。その名の由来は、“悪魔の耳”のような形から。
でもご安心を――姿は悪魔的でも、味は天使のそばがきです。
一度にたくさん作れるので、大勢のおもてなしにもぴったり。
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<材料>
・そば粉 100g (約10個分)
・水(そばがき用) 200g
・丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>1袋 40ml
・バター 10g
・そばがきにのせる具材 お好みで適宜
<作り方>
1)そばがきを作る
2)30gを両掌で挟んで丸めてから真ん中を少しつぶし一端を摘んで耳の形にする
3)鍋にバターを入れ火をつけて溶かし1のそばがきを鍋に入れ軽く焦げ目がつくまで焼く
4)3に丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>1袋 40ml注ぎ入れてからめる
5)マヨネーズ・マスタード等お好みでそばがきにのせる
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そばがきを作ります。作り方は、本ブログ中の「そばがきレシピその1・2」を参照にして下さい。
丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>とバターそば粉と水以外の材料はこれだけです。
そばがき30gを手にのせて、両掌で挟んで丸くします。詳しい要領は本ブログ中の「そばがきレシピその3」を参照にして下さい。
丸めたそばがきの真ん中を指で押してくぼませます。
摘んで一片をとがらせます。悪魔の耳の完成。
鍋にバターを入れ火にかけて、溶かします。
そばがきを入れ中火で焦げ目がつくまで焼いていきます。
そばがきに焼き色がついたら弱火にして、そばつゆを注ぎ入れて——
——からめていきます。
向かって右から時計回りで、柚子胡椒・刻みピクルス・粒マスタード・ワサビ・明太子・マヨネーズ。特別に揃えることなく、冷蔵庫にある物を気軽にのせて下さい。何ものせなくても充分おいしいです。
そばがきを作っておけば、短時間で手軽に仕上げられます。
それでいて、ほかではあまり見かけない一品。きっと喜ばれること、うけあいです。
ぜひ一度、お試しください。
著者紹介
蕎麦料理研究家 永山塾主宰
永山 寛康
<プロフィール>
1957年(昭和32年)生まれ。
21歳でそば打ちの世界に入る。名人と名高い片倉康雄・英晴父子に師事し、そば打ちの基本を学ぶ。『西神田 一茶庵』『日本橋三越 一茶庵』に従事した後、『立川 一茶庵』で店長を務める。その後、手打ちそば教室の主任講師などを努め、2004年より「永山塾」を開塾。長年研鑚を積んだそば技術やそば料理の技術を多くの人に教える。
感情豊かなそば打ちやそば料理の指導に、プロアマ問わずファンは多い。近年はそば関連企業と連携して、開業希望者やそば店等への技術指導にも活躍中。