いざ、家庭で天ぷらを揚げるとなると、流石に躊躇してしまいますね。
準備や具材の下拵え。台所が飛び散った油やたれた天ころもで汚れるのもイヤ。
そこで、ここは簡単で気軽に作れる一口サイズの天ぷら。少ない油で小鍋でも出来ちゃいます。
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<材料>
・市販の天ぷら粉 100g・水 160ml(天ぷら粉によって調節)
・丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>(1袋) 40mlを60mlの水又は出汁で割る
・そば 乾麺・生麺等
・具材 海老、ズッキーニ、プチトマト、等々お好みで
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<作り方>
1)水に市販のてんぷら粉を入れ軽く混ぜ合わす2)海老は尾まで剥き背に切り込みを入れ背ワタを取り2〜3等分に切る
3)野菜は一口サイズの大きさに切る
4)プチトマトは皮を湯剥きする
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プチトマトは、皮を湯剥きします。
お好みの具材を一口サイズに切ります。
この日は、茄子・ズッキーニ・赤パプリカ・黄パプリカ・プチトマトと海老。
海老は尾まで剥いて、延ばさずにザクっと2〜3等分に切ります。
このくらいの大きさ。身を延ばさない事で揚げると食感がプリッとします。
市販の天ぷら粉を使います。
粉1に対して、水1.5から1.6の割合。
揚げ鍋は、普通のフライパンや径18cmの小鍋でも大丈夫です。
ご家庭なら、ガス台の温度調節機能を上手に使って、油温180℃に保ちましょう。
先ず海老を入れて一息してから、野菜類をポンポンと揚げていくだけ。
この日は、講習で15人前を揚げました。時間が限られているので、鍋は二つ用いて、15人前のバラ天を揚げるのにあっという間の15分で完成。
箸でつかむのが面倒ならば、網で一気に油から引き上げても良いです。
ただ、揚げ玉はこまめにすくい取って下さい。それが綺麗に仕上げるポイントです。
重ねるとかき揚げ風に。
この日の見本は大根おろしをたくさんのせたバラ天ぶっかけにしましたので、そば汁はいつもよりやや濃い目に仕立てました。
大根おろしたっぷりの「バラ天ぶっかけ」
簡単お手軽。それで美味しい。ハッピー幸せ「バラ天」。
著者紹介
蕎麦料理研究家 永山塾主宰
永山 寛康
<プロフィール>
1957年(昭和32年)生まれ。
21歳でそば打ちの世界に入る。名人と名高い片倉康雄・英晴父子に師事し、そば打ちの基本を学ぶ。『西神田 一茶庵』『日本橋三越 一茶庵』に従事した後、『立川 一茶庵』で店長を務める。その後、手打ちそば教室の主任講師などを努め、2004年より「永山塾」を開塾。長年研鑚を積んだそば技術やそば料理の技術を多くの人に教える。
感情豊かなそば打ちやそば料理の指導に、プロアマ問わずファンは多い。近年はそば関連企業と連携して、開業希望者やそば店等への技術指導にも活躍中。