通常は、出汁に薄口醤油と塩で味付けをして作ります。私は以前からそばつゆで作っていました。うどんの代わりにそばを用いて、麻紐ならぬ木綿の一単位の『かせまき』と称してました。
<材料>
一人前・小海老 1尾
・椎茸 1枚
・蒲鉾 1切れ
・銀杏 2個
・鴨肉又は鶏肉 15g
・卵 1個
・丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>40ml 1/2袋
・三つ葉 柚子 適宜
・茹でうどん 20g
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<作り方>
1)具材はそれぞれ食べやすい大きさに切る2)丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>1/2袋 (20ml)を水または出汁160mlで割る
3)2のそばつゆ10mlを茹でたうどんに絡ませうどんに下味をつける
4)残ったそばつゆと卵1個を合わせ泡立てないように丁寧に混ぜ卵液を作る
5)器にうどんを入れてから三つ葉と柚子以外の具材を並べる
6)5の器に4の卵液を網等で濾しながら注ぎ入れる
7)蒸し器に6を入れ蒸気を立て表面が白くなるまで強火で蒸す
8)キッチンペパーをかぶせて蓋に箸一本をかませて弱火で20分蒸し仕上げに三つ葉柚子を加える
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
茹でたうどんに下味としてそばつゆを少量絡めておきます。
卵液はなるべく泡立てないように混ぜます。
出汁は卵の3倍の量が目安です。
うどんは底に入れてから具材を並べます。
網等で濾しながら器に卵液を注いでいきます。
泡が立たない様に静かに注ぎます。
蒸気が立った蒸し器に入れて強火で蒸します。
表面が白くなったら、
キッチンペーパー等をかけて弱火にして、
蓋に箸をくわえさせて、蒸気を少し逃します。
ここから20分弱火で蒸します。
仕上げに結び三つ葉とへぎ柚子を飾って出来上がりです。
著者紹介
蕎麦料理研究家 永山塾主宰
永山 寛康
<プロフィール>
1957年(昭和32年)生まれ。
21歳でそば打ちの世界に入る。名人と名高い片倉康雄・英晴父子に師事し、そば打ちの基本を学ぶ。『西神田 一茶庵』『日本橋三越 一茶庵』に従事した後、『立川 一茶庵』で店長を務める。その後、手打ちそば教室の主任講師などを努め、2004年より「永山塾」を開塾。長年研鑚を積んだそば技術やそば料理の技術を多くの人に教える。
感情豊かなそば打ちやそば料理の指導に、プロアマ問わずファンは多い。近年はそば関連企業と連携して、開業希望者やそば店等への技術指導にも活躍中。