冬の「葱鮪鍋」は、江戸からの伝統食。温かい部屋で熱燗を一献、日本酒に合いますね。暑くなり出したこの時期に、マグロとねぎを冷たいそばで頂きましょう。夏の休日の昼下がりにちょっと奢った白ワインに合わせて。思いっきり手早く簡単に作れますから、これはお勧めです。
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<材料>
◎マグロ漬け 四人前
・マグロ(赤身) 80g
・長ねぎ 1/2本
・丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>40ml 1袋 に煮切り酒20mlを加える
◎そば 一人前あたり
・そば 一束
・ 丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>40ml 1袋 を出汁又は水で 120mlで割る
・刻み海苔・白胡麻・貝割れ大根 適宜
<作り方>
1)ねぎは2〜3cmの食べ易い長さに切り少量の油で焼き色が付く程度に焼く
2)マグロは食べ易い大きさに切りそばつゆに煮切った酒を加えた汁に漬ける
3)2の汁に1のねぎを加える
4)一人前あたり丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>40ml 1袋 を出汁又は水で 120mlで割る
5)そばを茹でて冷水で締めて器に盛り4の汁をかける
6)3のマグロとネギを盛り貝割れ大根を飾って刻み海苔・白胡麻を振りかける
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少量の油でねぎに焼き色を付けます。
丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>40ml 1袋 に煮切り酒20mlを加えます。マグロとねぎを浸して、ずけを作ります。出汁の濃さと程よい甘味がマグロをとても美味しくしてくれます。
一人前あたり丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>40ml 1袋 を出汁又は水で 120mlで割っておきます。マグロに味が付いているので、そばつゆは薄めに仕立てます。
そばを茹でて冷水で締め、そばつゆを張った器に盛ります。青味に貝割れ大根を飾って、仕上げに白すり胡麻と刻み海苔を振りかけて出来上がりです。
マグロのトロリとねぎのポリ感。
暑くなるこれからの季節に、如何でしょうか。
著者紹介
蕎麦料理研究家 永山塾主宰
永山 寛康
<プロフィール>
1957年(昭和32年)生まれ。
21歳でそば打ちの世界に入る。名人と名高い片倉康雄・英晴父子に師事し、そば打ちの基本を学ぶ。『西神田 一茶庵』『日本橋三越 一茶庵』に従事した後、『立川 一茶庵』で店長を務める。その後、手打ちそば教室の主任講師などを努め、2004年より「永山塾」を開塾。長年研鑚を積んだそば技術やそば料理の技術を多くの人に教える。
感情豊かなそば打ちやそば料理の指導に、プロアマ問わずファンは多い。近年はそば関連企業と連携して、開業希望者やそば店等への技術指導にも活躍中。