十割そばしゃぶ『手打ちで作る一人前そば』レシピ



キッチンの片隅で、一人前の手打ちそば作りをしましょう。
ほとんど片手で出来る、『そば粉十割』の手打ちそば。
特別に道具を揃える必要はありません。道具はボウルと百均の麺棒だけ。
あとは、普段に使っている包丁とまな板があればOKです。
細く切らなくても大丈夫。今回は、幅を広く切った麺ならではの、『そばしゃぶ』で行きましょう。

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<材料(一人前)>

・そば粉          100g
・水            50mlを目安に(固さは調節する
・片栗粉          適宜
丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>(1袋)40ml(お好みの濃さに水で希釈する)
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そば粉100gを計量します。



水は50g。一気に加えてください。多少、固くても柔らかくても気にせずに行っちゃいましょう。



先ず、 人差し指で粉と水をかき混ぜます。



グルグルと勢いよく全体が混ざり合うようにします。



次は、片手の指を全部使って、



粉を軽くかき回しながら、揉む様に水分を馴染ませます。
少しすると粘りが出てきます。もし、粘り気が少ないようでしたら、水を数滴加えます。



ボウルの中で、一つにまとめます。
そば粉だけですから、少しボソッとした感じがします。



手のひらで揉む様に練ると、しっとりしてきます。



記事をひっぱり、折り込みを数回します。



生地が滑らかになって来ます。
そうしたら、クルクルと丸めてボール状にします。



こんな感じ。



手につかないように、片栗粉を適宜まぶします。



手で薄くしながら、四角形にして行きます。



麺棒を使って、厚さを調節。1.5〜2mm位に延します。



形や、厚さをあまり気にし過ぎないで下さい。
今回は、お気楽な片手そばですから!片手間ですね。



麺棒をガイドにして切って行きます。
細く切れば普通の「そば切り」。


手前の様に、幅を広く切れば「そばしゃぶ」用になります。
しゃぶしゃぶにせず、普通に茹でて冷やせば「そば刺し」にも出来ます。



丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>1袋40ml。



今回は幅広の麺ですから、汁がたっぷり絡むので薄めに希釈しました。
お好みの濃さで味わって下さい。



小鍋に湯を沸かし、茹でずにそばを入れて好みの固さと食感を味わって下さい。
そば粉十割ですから、茹で時間が少なくても食べられます。
京菜や水菜や薄揚げを加えて、そばつゆでつるん。簡単に十割そばが楽しめます。



こちらは、少し豪華に鯛鍋で。
茹でずに生のまま鍋に入れられます。
鍋の具材と調和してこれはまた美味しいです。
つけ汁は、そばつゆがとてもよく良く合います。



著者紹介

蕎麦料理研究家 永山塾主宰
永山 寛康

<プロフィール>
1957年(昭和32年)生まれ。
21歳でそば打ちの世界に入る。名人と名高い片倉康雄・英晴父子に師事し、そば打ちの基本を学ぶ。『西神田 一茶庵』『日本橋三越 一茶庵』に従事した後、『立川 一茶庵』で店長を務める。その後、手打ちそば教室の主任講師などを努め、2004年より「永山塾」を開塾。長年研鑚を積んだそば技術やそば料理の技術を多くの人に教える。

感情豊かなそば打ちやそば料理の指導に、プロアマ問わずファンは多い。近年はそば関連企業と連携して、開業希望者やそば店等への技術指導にも活躍中。

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