現在監修させて頂いてる店が先週、テレビ番組に2回出ました。同じ店が同じ週に2回出た経験は、流石に今まで無かったです。「紫のとろろそば」を取り上げて頂きました。そのそばの発想原点は、こちらの「ピンクのおろしそば」なのです。皆さんご存知の新宿某デパートからの依頼で、インフルエンサーに向けて『ピンクの食』がテーマ。その時に考案した品です。ポイントは、ズバリ!ビーツ。ビートニックなインパクトのあるピンクのおろしそばです。
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<材料>
・ビーツ(缶詰) 10g
・大根 40g
・そば 一人前
・丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>40ml 1袋 を水または出汁150mlで割る
飾りとしてお好みで
・そばの芽
・クコの実
・生ビスタチオ
・茹で三つ葉
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<作り方>
1)大根は卸金ですりおろしビーツはすりこぎ等ですり潰す
2)1の大根とビーツを混ぜる
3)丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>40mlを水または出汁150mlで割る
4)そばを茹でて水で洗い、冷水でしめる
5)器にそばを入れつゆを注いで2の大根とビーツのおろしをのせる
6)お好みでそばの芽・クコの実・生ビスタチオ・茹で三つ葉等を飾る
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材料です。
ビーツは缶詰を使いました。余ったら冷凍保存袋で冷凍保存して置くと良いでしょう。
大根と混ぜる時は、フードプロセッサーを使う事なくおろせます。簡単に潰れますので、すりこぎで当たるだけでおろし状になります。
向かって左が大根3にビーツ1の割合、右は大根5にビーツ1の割合で合わせました。色合いはお好みで自在に調節して下さい。
そばの芽をのせました。ビーツには鉄分が多く含まれているそうです。
ピース!と少し遊んだ盛り付けも、ピンクのおろしならではです。汁の味の出汁感が隠れた決め手。
目は味醂に漬けた枸杞の実。口は茹でた三つ葉。口端は生ビスタチオです。カフェそば風ですね。
著者紹介
蕎麦料理研究家 永山塾主宰
永山 寛康
<プロフィール>
1957年(昭和32年)生まれ。
21歳でそば打ちの世界に入る。名人と名高い片倉康雄・英晴父子に師事し、そば打ちの基本を学ぶ。『西神田 一茶庵』『日本橋三越 一茶庵』に従事した後、『立川 一茶庵』で店長を務める。その後、手打ちそば教室の主任講師などを努め、2004年より「永山塾」を開塾。長年研鑚を積んだそば技術やそば料理の技術を多くの人に教える。
感情豊かなそば打ちやそば料理の指導に、プロアマ問わずファンは多い。近年はそば関連企業と連携して、開業希望者やそば店等への技術指導にも活躍中。