青い葱です。長葱の青いところはそば屋さんの一番の廃棄部分。 この品は元々、そば店向けの講習会で「店にある食材を使って作る酒肴」との要請で、薬味に使わない葱の青い部分を細く刻み、そば汁の素の「返し」で炒めるだけで出来る一品として、とても好評だった物です。そば屋さんでは、葱の青いところをそれは沢山の量を廃棄するので、これを上手く使う工夫でした。
今回は、少しだけ贅沢に『九条葱』を使いましたが、家庭でも長葱の青い部分が余ったら小まめに保存しておけば、無駄なく美味しく食べれられます。「硬くない?」と思いますが、炒めるので葱が硬くてもしんなりしますから、心配はいりません。「おまけ」に添える冷凍コーンは凍ったまま使います。だから、とっても簡単に作れます。おまけのコーンもそばつゆバターで美味しくなりますよ。大切なポイントは、「そばつゆ」に「バター」を加える事。醤油・味醂・砂糖と出汁のバランスが、バターと絶妙に調和してビールに良く合います。
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<材料>
・九条ネギ等の青葱、または長葱の青い部分 100g・冷凍コーン 50g
・バター 15g
・丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>(1/2袋)20ml
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<作り方>
1)九条ネギ等の青葱、または長葱の青い部分を細く切る2)バターを熱し葱を炒める
3)冷凍のコーンを加え丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>(1/2袋)20mlを注ぎ絡める
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材料です。
バターを溶かして、
葱を炒めます。
コーンを加えて、そばつゆを注いで絡めるだけ。
サッサっと出来上がります。こんなに簡単で良いの?
はい、簡単が一番です!
著者紹介
蕎麦料理研究家 永山塾主宰
永山 寛康
<プロフィール>
1957年(昭和32年)生まれ。
21歳でそば打ちの世界に入る。名人と名高い片倉康雄・英晴父子に師事し、そば打ちの基本を学ぶ。『西神田 一茶庵』『日本橋三越 一茶庵』に従事した後、『立川 一茶庵』で店長を務める。その後、手打ちそば教室の主任講師などを努め、2004年より「永山塾」を開塾。長年研鑚を積んだそば技術やそば料理の技術を多くの人に教える。
感情豊かなそば打ちやそば料理の指導に、プロアマ問わずファンは多い。近年はそば関連企業と連携して、開業希望者やそば店等への技術指導にも活躍中。