先日、『とある会社』の社長さんに「濃縮そばつゆをそのまま氷に注いで素麺を食べると美味しい」と教えて頂きました。これには膝を打ちました。ちょっとした驚き。通常は素麺とつゆを冷やして食べますね。この常識を覆す、「コロンブスの卵」的な逆転の発想!思いもよらない、これ濃縮タイプそばつゆならではの食べ方です。素麺はつゆと喉越しで食べる麺。だから、そばつゆの味がストレートに決め手となるので、まさにそばつゆの真価が問われる所です。
今朝の新聞によれば、今年の夏は真夏日が既に68日、通常の夏ではないそうです。もう間も無く9月になろうとしていますが、まだまだ暑い日が続きそうです。
そんな気候の時こそ普段、食べ慣れた通常の薬味でなく、思い切り爽快な涼味を感じるペパーミントとライムの『そばつゆ・オン・ザ・ロックス』は、いかかでしょうか。口中に爽やかさが広がります。おまけで抹茶氷のオン・ザ・ロックスも。
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<材料>
・ペパーミント 適宜・ライム 適宜
・丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>1袋 40ml
・素麺 2束
・氷 適宜
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<作り方>
1)器に氷をたっぷり入れ、丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>をそのまま注ぎ入れる2)ライムは厚さ1mmに切り、ペパーミントは水で洗う
3)素麺を茹でて冷水で締めて、冷水を張った器に盛る
4)1のつゆにペパーミントとライムを乗せ、素麺で提供する
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ペパーミントは水洗いして、キッチンペパーで水気を拭き取ります。
ライムは、1mmの厚さに切ります。
器に氷を浮かべ・・・・
丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>を注ぎます。
薄く切ったライムとペパーミントはお好みの量で。
ペパーミントの爽かさとライムの淡い酸味が、涼味を引き立たせてくれます。汁で食する素麺ならではです。香りを楽しんだ後、ペパーミントを口に含んで噛みしめると、その独特の苦味は、まさに大人の『爽麺』。
そばつゆの出汁の力があればこその味わいです。
製氷機で作った、抹茶を溶いて凍らせた氷。
丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>を注げば、次第に溶け出す
抹茶の風味が、独特の素麺つゆとして楽しめます。
『とある会社』って、どこの会社?パクったの?
いえいえ、ヒントとして「流用」させてさせて頂いただけですよ。
それ良いのかな?会社名ハッキリ言うのが道義ではないのかな?
御説ごもっとも、それなら告白致します。
『とある会社』は『THE UMAMI COMPANY丸眞 』!
問題ないですよね、社長。
「熱空に爽麺啜る波の音」
著者紹介
蕎麦料理研究家 永山塾主宰
永山 寛康
<プロフィール>
1957年(昭和32年)生まれ。
21歳でそば打ちの世界に入る。名人と名高い片倉康雄・英晴父子に師事し、そば打ちの基本を学ぶ。『西神田 一茶庵』『日本橋三越 一茶庵』に従事した後、『立川 一茶庵』で店長を務める。その後、手打ちそば教室の主任講師などを努め、2004年より「永山塾」を開塾。長年研鑚を積んだそば技術やそば料理の技術を多くの人に教える。
感情豊かなそば打ちやそば料理の指導に、プロアマ問わずファンは多い。近年はそば関連企業と連携して、開業希望者やそば店等への技術指導にも活躍中。