そばがきで作る「みたらし団子」です。
そばがきを練って丸め、串に刺すだけで手軽に作れます。
そばつゆを使った、だし香るたれが、そばがきのならではの、素朴な味をいっそう引き立てます。そばつゆをつけ焼きにして香ばしく焼いた団子と、そばつゆを使った甘辛のたれを絡めた団子を作ります。
おまけで、やさしい甘さの粒あん団子も添えました。
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○ 甘辛ダレ
<材料>
・丸眞そばつゆ<濃縮タイプ>1袋 40ml
・味醂 40ml
・片栗粉 18g
・水 60g
<作り方>
1)鍋に味醂を入れ火にかけて沸いたら直ぐにそばつゆを加え軽く煮立たせてから火を止める
2)少し冷めたところで水で溶いた片栗粉を加えて混ぜる
3)もう一度弱火にかけて混ぜ合わせとろみがついたら出来上がり
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『みたらし団子』を作ります。
つけ焼きと甘辛ダレの材料です。奥から時計回りでつけ焼き用丸眞そばつゆ<濃縮タイプ> と甘辛ダレ用。共に希釈せずに使います。味醂、片栗粉。
鍋に味醂を入れ煮切ります、量が少ないので直ぐに沸きます。沸いたら直ぐにそばつゆを加え——
軽く煮立たせてから火を止めます。
少し冷めたところで水で溶いた片栗粉を加えて混ぜます。
もう一度弱火にかけて混ぜ合わせとろみがついたら出来上がりです。この量で12〜15本分です。
そばがきを練ります。作り方は、本ブログの中の「そばがきレシピその1・2」を参照にして下さい。練ったそばがきの粗熱が取れたら、手を湿らせて10gにちぎり丸めます。
最初は少し押しつぶすように、両手のひらで挟みくるくると丸めていきます。
そばがきの表面が滑らかになるように、次第に力を抜いて丸く仕上げます。
食べやすい大きさは直径は約2cm。もっと大きくてもかまいません。
串に刺します。指先をほんの少しだけ、水で湿らせながら刺すとベタつかずに上手に出来ます。
火にかざして、何もつけずに素焼きをします。
素焼きにした団子に、つけダレを絡めます。
ツケだれを乾かすような気持ちで、火にかざします。これを三回繰り返します。注意点として、火にかざすときは串が焼けて団子が落ちてしまうことがあります。怖がって火を弱くすると、逆に串が焼けやすくなるため、強火でサッとかざすのがコツです。——これで、そばがきのみたらし団子の完成です。









『そばがきぜんざい』は、粒あんに並粉と芥子の二色そばがき。お薄に、口直しの塩昆布と桜花を添えて、仕上げに香ばしいそば米をのせました。




もし、まだそばがきを作ったことがないなら、まずは何も加えず、そのまま味わってみてください。 シンプルながら、そば本来の風味と優しい味わいを堪能できます。
著者紹介
蕎麦料理研究家 永山塾主宰
永山 寛康
<プロフィール>
1957年(昭和32年)生まれ。
21歳でそば打ちの世界に入る。名人と名高い片倉康雄・英晴父子に師事し、そば打ちの基本を学ぶ。『西神田 一茶庵』『日本橋三越 一茶庵』に従事した後、『立川 一茶庵』で店長を務める。その後、手打ちそば教室の主任講師などを努め、2004年より「永山塾」を開塾。長年研鑚を積んだそば技術やそば料理の技術を多くの人に教える。
感情豊かなそば打ちやそば料理の指導に、プロアマ問わずファンは多い。近年はそば関連企業と連携して、開業希望者やそば店等への技術指導にも活躍中。