蕎麦料理研究家 永山塾主宰の永山寛康様に丸眞アンバサダーとしてご就任いただきました
ご挨拶
このたびTHE UMAMI COMPANY 丸眞さんのアンバサダーに就任させて頂きました永山寛康です。丸眞さんの理念「食の喜びを通じて、世界(の食)文化に貢献する」と、「子や孫に本物の旨みを伝えたい」という思いに共感し、アンバサダーに就任させて頂きました。
蕎麦料理研究家として、蕎麦を軸としつつ、様々な料理、広い視点で活動させて頂きたいと思います。
振り返れば早いもので、そばの世界に関わるようになって45年になります。 昨今のそばブームの中、そばは、そば麺に関して語られることは多くありますが、私自身は美味しくそばを食べたいのならば、何よりも汁が大切だと思っています。本来、そばと汁は夫婦と同じくお互いの存在があってこそ成り立つもので、そばが主で汁が従というわけではありません。
また、そば汁を使った料理も多種多様に展開ができますが、基本的にそば汁そのものの味わいに頼るところが大きいのです。例えば家庭で作る親子丼。既製品の出汁つゆの素で作るとそば屋さんの親子丼の味にならないと思われた事がありませんか。これは味の深みが違うからなのです。海に囲まれた日本独特の環境から、先人達の創意工夫で作られた奇跡の食品「魚の節」と伝統発酵食品「醤油」。醤油のグルタミン酸と鰹節等に含まれるイノシン酸の相乗効果。たとえるなら旨味のかけ算で出来ているのがそば汁です。
このたびのアンバサダー活動を通じて、THE UMAMI COMPANY 丸眞さんと共に、日本伝統の味わい、旨味を次世代の皆様へ広く伝承していきたいと思います。
プロフィール
蕎麦料理研究家 永山塾主宰
蕎麦・そば料理 店舗提案 蕎麦講習
永山 寛康
1957年(昭和32年)生まれ。21歳でそば打ちの世界に入る。名人と名高い片倉康雄・英晴父子に師事し、そば打ちの基本を学ぶ。『西神田 一茶庵』『日本橋三越 一茶庵』に従事した後、『立川 一茶庵』で店長を務める。2004年より「永山塾」を開塾。
2023年「丸眞」のアンバサダーに就任。「かつおぶし問屋が丁寧につくったそばつゆ」のレシピ開発。著書「そば・そば料理大全」(旭屋出版)には、弊社の「鶏花」「鶏厚」「鶏の半生節」を使ったそばメニューを掲載。